「うちの商品はいいのに、なかなか問い合わせが来ない」。そう感じるとき、品質とは別に、お客さんが必要になった瞬間に自社を思い出せないことが一因かもしれません。この記事では、認知を「知られているか」に加えて「どんな場面で思い出されるか」で考える見方を整理します。

1. 知られていることと、思い出されることは別

会社名や商品名を見たことがあっても、必要になった瞬間に頭に浮かぶとは限りません。お客さんが相談したり検索したりするきっかけは、困りごとや、実現したいことであるのが一般的です。選ばれるには、そのきっかけと自社がつながっている必要があります。

2. 場面を言葉にする3つの問い

  1. お客さんは、どんな時に困る・動き出すか:問い合わせのきっかけになった出来事を思い出す。
  2. その時、何と言葉にしているか:相談の第一声や、検索する言葉を拾う。
  3. 自社は、その場面でどう役に立つか:一言で答えられる形にする。

事業内容の説明に加えて、「こんな時に頼れる会社」と場面でも伝えると、自分ごととして受け取ってもらいやすくなります。

3. 場面は、こんなふうに言葉にできる

たとえば、経理の会社を想定した架空の例です。

  • 場面:経理担当者の退職が決まった。
  • お客さんの言葉:「引き継ぎが間に合わない」「経理を外に頼めるのか」
  • 自社の役立ち方:業務を整理し、一部を引き受ける。

このように場面・言葉・役立ち方がそろうと、会社紹介だけの発信とは違い、「それ、うちのことだ」と感じてもらえる入口になります。

4. まず、直近のお客さんに聞いてみる

直近のお客さんに、次の2つを分けて聞いてみてください。

  • どんなきっかけで、相談しようと思ったか。
  • 自社をどこで知ったか。

複数の答えから共通する場面を仮に1つ選び、記事の見出しや営業資料に反映して、反応を見ます。合わなければ別の場面に替えるだけです。

まとめ

  • 認知は、知られている量に加えて「思い出される場面」でも考える。
  • お客さんの困りごと・言葉・自社の役立ち方を、場面として言葉にする。
  • 直近のお客さんに、きっかけと知った経路を聞くところから始められる。

アポロスは、価値が届き、理解され、選ばれる状態をつくる認知の会社です。自社が思い出される場面の整理から、まず現状をお聞かせください。