SNSや広告の管理画面には、リーチとインプレッションという似た数字が並びます。どちらも「見られた」ことを表しますが、数え方が違います。この記事では、違いを一言で押さえ、認知を見るときにどちらをどう使うかを整理します。

一言で言うと

指標 数えているもの 例えるなら
リーチ 見た「人(アカウント)」の数 来店した人数
インプレッション 表示された「回数」 来店の延べ回数(同じ人が3回来れば3)

同じ人に3回表示されたら、リーチは1、インプレッションは3です。そのため、インプレッションはリーチ以上の数になるのが普通です。

数字から読めること

  • インプレッション ÷ リーチ = 1人あたりの平均表示回数(フリークエンシー)。同じ期間・同じ対象範囲の数字で計算する。
  • 例:リーチ1,000、インプレッション3,000なら、平均3回表示されている(実際に見た・覚えたかまでは、この数字では分からない)。
  • リーチが小さくインプレッションが大きい:同じ人に繰り返し出ている。広がりは弱い。
  • リーチが大きく回数が1に近い:広く浅く届いている。覚えてもらうには回数が足りないことも。

認知を見るときの使い分け

  • 「対象期間に、何人(何アカウント)に表示されたか」を見たい:リーチ(既存のお客様も含む。新しい人かどうか、認知したかどうかは別に確かめる)。
  • 「覚えてもらえるだけ接触できたか」を見たい:1人あたりの接触回数。
  • 表示回数の多さだけで「知られた」と判断しない。同じ人に何度も出ているだけかもしれない。
  • 数字は、そのあとの動き(指名検索の増減、問い合わせ)と並べて見る。

よくある勘違い

  • リーチは「読まれた人数」ではない:表示された人の数で、中身を読んだかは別の指標(保存・滞在・クリック)で見る。
  • 呼び名はサービスごとに違う:画面上の表記(「リーチ」「閲覧数」など)や数え方は変わることがあるため、使っているサービスの公式ヘルプで定義を確かめてから読む。
  • 他のサービスの数字は足せない:サービスごとに数え方の定義が違う。比較は同じサービスの中で、期間をそろえて行う。

まとめ

リーチは「人数」、インプレッションは「回数」。両方を見ると、広く届いているか、同じ人に繰り返し出ているかが分かります。認知を測るなら、まずこの2つを分けて見ることから始めましょう。