認知度を上げる施策は、SNS・広告・プレスリリース・イベントなど数多くあります。全部は手が回らないので、選ぶ順番が成果を分けます。この記事では、「誰に」「いくらまで」「いつまでに」の3つの質問で、中小企業が最初に取り組む施策を絞る方法を紹介します。

1. 施策を選ぶ前に決める3つの質問

  • 質問1:誰に知ってほしいか(1つに絞る)。
  • 質問2:使える費用と手間はどれくらいか(月に使える金額・週に使える時間)。
  • 質問3:いつまでに、何を変えたいか(例:3か月後に、自社名の検索回数を増やす)。

この3つが曖昧なまま施策を選ぶと、手段が目的になります。全体の流れは認知度を上げる方法も参考にしてください。

2. 主な施策の特徴(早見)

  • 自社サイトの記事・ブログ:費用は小さい/効果が出るまで数か月/探している人に届く。
  • SNS:費用は小さい/続ける手間が大きい/探していない人に偶然出会ってもらいやすい。
  • プレスリリース:配信費用は幅がある/取り上げられるかは内容次第/第三者の記事になると信頼を得やすい。
  • 広告(検索・SNS):費用がかかる/出した分だけ早く届く/止めると途切れる。
  • 口コミ・紹介:費用は小さい/すでに知っている人が起点/広がる速さはコントロールしにくい。
  • イベント・展示:費用と手間が大きい/直接会えるので記憶に残りやすい。

※各施策の費用や期間は、会社・業界によって大きく異なります。

3. 選ぶ順番の考え方

  1. 実施の前に、今の基準を測る。そのうえで、期限・予算・対象に合う施策を選ぶ(費用が小さい物から始めやすいが、期限が短ければ広告も最初から候補に入れる)。
  2. 効いた場所に足す。
  3. 足りない部分に、広告や配信の費用を足す。広告だけに頼らず、組み合わせる。

先に基準を作らないと、広告費をかけても効いたか分からないためです。

4. 目的別の組み合わせ例

  • 検索で探している人に知られたい:自社サイトの記事+(店舗・訪問型など、利用資格を満たす事業の場合)Google ビジネス プロフィールの整備。
  • 探していない人にも出会ってもらいたい:SNS1つ+プレスリリース。
  • すぐに問い合わせを増やしたい:検索広告+既存客への紹介のお願い。

一度に3つ以上を同時に始めないのがコツです。

5. よくある失敗

  • 流行っているからと、複数のSNSを同時に始めて続かない。
  • 事前に決めた評価期間・判断基準に達する前に、根拠なく手段を変えてしまう(配信不調や対象のずれなど、根拠がある時の途中修正は別)。
  • 表示回数だけを見て、人数(リーチ)や自社名の検索回数を見ていない。リーチとインプレッションの違いで整理しています。

6. 今週やること(チェックリスト)

  • 知ってほしい相手を1つ書く。
  • 月に使える費用と週の時間を決める。
  • 上の早見から、予算と期限に合う施策を1つ選ぶ。
  • 事前に決めた評価期間の終わりに、自社名を含む検索での表示回数と比べる日をカレンダーに入れる。

まとめ

施策選びは、誰に・いくらまで・いつまでにの3つを決めてから。基準を測り、期限・予算・対象に合う物を選び、効いた場所に足していきましょう。